TORAST™ Vial - 特長
スクリューバイアル / TORAST™ シリーズ
性能評価・検証
TORAST™ Val と各社バイアルを用いて、塩基性化合物(pKa = 10.8 , 5 μg/mL)に対する吸着試験を行い、24 時間4 時間毎に吸着による回収率低下の度合いをモニタリングしました。
他社バイアルに比べ、TORAST™ Vial は24 時間経過後も回収率が高いまま維持されていました。
同じガラスバイアルでも吸着の度合いが大きく異なり、バイアルの選択が分析に大きく影響を与えることがわかります。
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塩基性化合物( pKa = 10.8 , 5 μg/mL )を用いた24 時間モニタリング
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24 時間経過後のクロマトグラム
セッティング
バイアルケース
ケースの開け閉めにより、室内大気由来のコンタミネーションが懸念さ れます。 TORAST™ Vialのケースは、あらかじめ逆さにセッティングするこ とで環境由来のコンタミネーションを軽減します。また、仕切を設けるこ とで輸送時等のバイアル同士の接触による破損リスクを軽減します。
小容量インサートケース
小容量インサートを1本ずつ丁寧に固定することで輸送時等の破損を防ぎ ます。また、写真のように裏側から押し出す形で、個々の小容量インサー トを取り出しますので、他のインサートに触れることがありません。
9-425広口径のバイアルとインサートの組み合わせでご使用ください。
バイアルキャップの外径
キャップの外径を小さめにする事で、多検体用 オートサンプラーラック(写真:SHIMADZU SIL-30ACMP)にセットしてもバイアル同士は 接触しません。また、写真のようにラック上の バイアルナンバーも読み取る事ができます。
バイアル・キャップ形状
TORAST™ Vial はスクリューキャップ型・スナップキャップ型ともに、100 µL スケールのマイクロピ ペッターチップを斜めに挿入すると、チップ先端がバイアル内部底面の角にまで達します。(下図 右) 試料投入時やサンプルを取り出す時に使いやすい設計となっています。