G-columnシリーズ - 特長
(一財)化学物質評価研究機構製GCキャピラリカラム
G-column 本体との接続
接続方法
G-column は両端にリードキャピラリ(フューズドシリカ キャピラリ)を接続し、リードキャピラリを介してガス クロマトグラフに取り付けます。
リードキャピラリの種類について
リードキャピラリは 3 種類あります。リードキャピラリの内径によって、リードキャピラリ接続用のオシネ、フェラル、ワンタッチインサートを変える必要があります。
RN-5(0.25 mm I.D.)
柔軟性があり、扱いやすいです。大量注入では、カラムへの試料導入が滞り、早く溶出するピーク形状が悪くなる場合があります。RN-6(0.32 mm I.D.)
柔軟性があり、扱いやすいです。RN-5 と比較し、ワンタッチインサートに挿し込んだときのフィット感が分かりやすいです。大量注入では、カラムへの試料導入が滞り、早く溶出するピーク形状が悪くなる場合があります。RN-7(0.53 mm I.D.)
RN-5、RN-6 に比較し柔軟性が低く扱いにくいです。 大量注入では、カラムへの試料導入がスムーズなため、 ピークの切れが良くなります。
キャピラリカラム専用ガスクロマトグラフへの接続
リードキャピラリをガスクロマトグラフ付属のキャピラリカラム接続用袋ナットとフェラルで、キャピラリカラムと同様に取り付けます。試料注入方式をスプリットレスにし、キャリヤーガスの設定を 10 ~ 20 mL/min にします。ガスクロマトグラフ付属のカラム接続用フェラルは以下を使用してください。
型式RN-5:
内径 0.25 mm キャピラリカラム接続用フェラル型式RN-6:
内径 0.32 mm キャピラリカラム接続用フェラル型式RN-7:
内径 0.53 mm キャピラリカラム接続用フェラルパックドカラム専用ガスクロマトグラフへの接続
ワンタッチインサートを用いる方法と、ステンレス製接続管とガラスインサート等を用いる方法の2 通りあります。ワンタッチインサートによる接続
ガスクロマトグラフとの簡便な取付けが可能です。ワンタッチインサートはガスクロマトグラフ付属の袋ナットとフェラル等でパックドカラムと同様に取付けます。リードキャピラリをワンタッチインサートに挿し込むだけで、リードキャピラリのポリイミド樹脂の被膜がパッキンの役割をし、ワンタッチインサートの内壁と密着します。
ステンレス製接続管による接続
汚染物質をガラスインサートにトラップさせる場合や、温度差の大きい昇温分析時に使用します。