糖類と糖アルコール類を同時分析したいのですが、良い分析手法がありますか?
配位子交換系のカラムを用いることで同時分析が可能になります。
配位子交換カラムにはいくつか種類がありますが、基本的には充填剤がスチレンジビニルベンゼンポリマーで官能基がスルホン酸、対イオンとして金属イオンが付加されています。付加された金属イオンは、Na+、Ag+、Ca2+、Pb2+などで各金属イオンごとにカラム特性が異なります。 配位子交換モードは糖類と糖アルコール類に共通している近傍の水酸基(-OH)とカラム固定相に存在する金属イオンとの錯形成を利用した分離モードになりますので使用するカラムの金属イオンが何なのかによって保持・分離挙動が異なります。※検出器はRIDやELSDをお使い下さい。 このような配位子交換系カラムとしてShim-pack SCRシリーズやRezexシリーズがございます。