TORAST™-H PP Vial (Screw) - 特長
低吸着スクリューバイアル / TORAST™-Hシリーズ
低濃度試料分析の信頼性確保
以下はバイアルにサンプルを添加し、0, 24 時間経過後にLC/MS で測定したときのピーク面積値です。
TORAST™-H PP Vial(Screw)とTORAST™-H Bio Vial ではピークが検出できているのに対し、TORAST™ PP Vial(Screw)やTORAST™ PP Vial ではピークが検出できていません。また、A社低吸着PP 製バイアルは、サンプルの吸着によってピーク面積値が小さくなっています。
- 分析条件
Instruments Nexera X2, LCMS-2020 Column Shim-pack Arata C18 (2.0 mmI.D. x 150 mmL., 5 μm) Mobile Phase A:0.1% HCOOHaq.,
B:0.1% HCOOH in MeCN,
GradientDetection ESI Positive, SIM Flow rate 0.2 mL/min. Column Temp. 40 ℃ Inj. Volume 1 μL Sample 0.1 μg/mL Peptide
機能性と利便性を追求した4つの設計ポイント
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①容量目盛付き
10, 50, 200 μLの位置にリブを 設けました。
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②少量試料のサンプリング対応
島津製作所製HPLCをご使用の際、ニードルストロークがデフォルト値の状態で、内底から1.5 mm の位置までニードルが下がります。
※ティーチングされた状態での位置です。【最小残存量】
試料溶媒=水 :6 μL
試料溶媒=アセトニトリル :8 μL
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③密閉性の向上
セプタム接触部の構造の一部を突起形状にすることで、セプタムとの密閉性を高めています。
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④試料の効率的な温度管理
新型島津製作所製HPLC(SIL-40 シリーズ)での温度管理効率アップ。