TORAST™-H Bio Vial - 特長

低吸着スナップバイアル / TORAST™-H シリーズ

Myoglobin(≒1.9 pmol/mL) のトリプシン消化物による吸着試験

保持時間が、約7~8分に検出される極性の高いペプチドは主にガラス製バイアルへ、また約12~16 分に検出される疎水性の高いペプチドは主にPP製バイアルへ吸着している現象が、それぞれ確認され ました。

Myoglobin(≒1.9 pmol/mL) のトリプシン消化物による吸着試験

極性の高いペプチドは、ガラス製バイアルのシラノールに特異的に吸着(イオン的吸着)したものと 考えられます。尚、保持時間約7.38分、7.8分のピークでは、ガラス製バイアルはTORAST™-H Bio Vial に比べ、約60%ロスしています(面積値比較)。

Myoglobin(≒1.9 pmol/mL) のトリプシン消化物による吸着試験

一方、疎水性の高いペプチドはPP製バイアルに特異的に吸着(疎水的吸着)したものと考えられま す。保持時間約12.25、13.25、15.60及び15.85分のピークにおいて、PP製バイアルでは顕著な吸着現 象によりピークがほとんど確認できませんでした (ほぼ100%ロス)。 TORAST™-H Bio Vialでは、ピーク検出が可能となりました。

Myoglobin(≒1.9 pmol/mL) のトリプシン消化物による吸着試験

BSA(≒50µg/mL) のトリプシン消化物による吸着試験

BSAにおいてもミオグロビンの結果と同様に、保持時間約11.5~18分に検出されているピークについ て、 PP製及びガラス製バイアルへの顕著な吸着現象が確認されました。

BSA(≒50µg/mL) のトリプシン消化物による吸着試験

塩基性化合物による吸着試験

塩基性化合物による吸着試験では、いずれの化合物においてもTORAST™-H Bio バイアルが最も回収率 の高い結果を示しました。尚、カッコ内の数値は、TORAST™-H Bio バイアルを100%とした時の回収 率です。

  • 塩基性化合物による吸着試験
  • 塩基性化合物による吸着試験
  • 塩基性化合物による吸着試験
  • 塩基性化合物による吸着試験

一体型高速液体クロマトグラフ i-Series(Prominence-i、Nexera-i) でご使用になられる際に

一体型高速液体クロマトグラフ i-Series(Prominence-i、Nexera-i) でご使用になられる際に

島津製作所 i-Series で安心してお使い頂くために、右記の特殊バイアル検出板(P/N:228-51891-03)をご使用ください。

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