TORAST™ 96well Seal F Type - 特長
プレートシール / TORAST™ シリーズ
オートクローズ機能
切込みが入った独自のスリット構造により、インジェクション後にシールが閉じる機能。
オートサンプラーニードル、ピペットチップ、どちらのインジェクションにも対応しています。
インジェクション後の気密性能評価
オートサンプラニードルでシールを貫通させ、4℃下で気密性能試験を行いました。
ここでは、アセトニトリルを用いその残存量を経過時間毎に測定しました。 24 時間経過後において、一般的なシリコンマット使用時ではアセトニトリルの残存率が 0 時間の 50% 以下なのに対し、TORAST™ 96well Seal F Type では約 90% の残存率となり高い気密性能を示しました。
TORAST™ 96well Seal F Type のオートクローズ機能は、高い再現性を得る事ができ、分析の信頼性確保に貢献します。
各シールマットにおけるアセトニトリル残存率の経時変化
ブリードが極めて少ない
ウェル部分に粘着剤を使用していないため、粘着剤由来のブリードの心配がありません。
また、製品には両面に保護シールが付いているため、梱包由来やプレート貼り付け時に使用する器具由来のコンタミネーションを防ぐことができます。
96ウェルプレートに貼り付け後「上面保護シール」を剥がす事により、コンタミネーションが極力抑えられます。
ブリード評価
96 ウェルプレートにメタノールを添加後、TORAST™ 96well Seal F Type でシールし、LC/MS(m/z100 to 2000 )で同じウェルから連続分析を行いブリードの評価試験を行いました。
10 回注入後においてもブリード成分がみられず、TORAST™ 96well Seal F Type は連続分析においても安定した性能を示し、分析の信頼性確保に貢献します。