TORAST™ 96well Seal E Type - 特長
プレートシール / TORAST™ シリーズ
性能評価
実験方法
各種プレートシールを 5mm×10mm の断片にし、1.5mL エッペンチューブに入れた。
プレートシールの入ったエッペンチューブに有機溶媒(メタノール、アセトニトリル、DMSO)を 1.5mL ずつ注ぎ、ボルテックス、ソニケーションし、室温で6 日間静置した。
その後、各チューブから3サンプルずつ取り出し、LC/MS で分析した。
結果・まとめ
主成分分析から TORAST™ 96well Seal E Type は、他のシールよりプロットがブランクグループに近 く(図 1)、粘着剤からの溶出が少ないことが示唆された。
この優位差が何に起因するかを各溶媒の LC クロマトグラムで確認した結果、他のシールにみられ TORAST™ 96well Seal E Type からはみられないバックグラウンドピークがあった(図 2 ~図 4)。
これらの溶出成分をデータ検索してみるとシロキサン類であることが判明した。
これらの結果から TORAST™ 96well Seal E Type は、他のシールに比べてメタノール、アセトニトリル、 DMSO への耐性が高く、粘着剤成分の溶出によるコンタミを軽減でき、分析用プレートシールとして最適であることが証明された。