液相 - 特長
信和化工社製充てん剤パックドカラム
ラインナップ一覧
Thermon-3000(50 ~ 280℃)
Thermon-3000 は、ポリエステル(アルキレングリコールフタル酸エステル)構造をもった充てん剤です。
・耐熱温度はポリエステル系液相中最高の 280℃です。
・極性は、PEG20M と類似しています。
・極性充てん剤として、無極性試料から極性試料までの広い用途に使用できます。
Thermon-1000(50 ~ 270℃)
Thermon-1000 は、ポリエステル(アルキレングリコールフタル酸エステル)構造をもった充てん剤です。
・耐熱温度は Silicone SE-30 に匹敵する 270℃です。
・極性は、PEG20M と類似しています。
・低沸点化合物から高沸点化合物まで、無極性試料から極性試料までの広い用途に使用できます。
Thermon-HG(60 ~ 170℃)有機水銀分析専用
Thermon-HG は、有機水銀(メチルおよびエチル水銀)分析専用のポリエステル構造をもった充てん剤です。 有機水銀の GC(Thermon-HG)分析には、DEGS(ポリエステル)系液相を使用することが、関係省庁により定められています。DEGS と比較して耐熱温度が高いため、検出器 ECD の感度が高く、寿命の点で DEGS よりも優れた充てん剤です。
・耐熱温度は Silicone SE-30 に匹敵する 270℃です。
・DEGS と比較してバックグラウンドが少ないため、検出感度が3~5倍高くなり、濃縮に費やす時間を 1/2 ~ 1/3 に短縮できます。
・コンディショニング時間が短くなりました。
Advance-DS(30 ~ 230℃)
Advance-DS は、DEGS と同一の化学構造で耐熱性に優れた液相です。脂肪酸の C18 ~ C20 の5 成分の分離に特に効果があります。また、DEGS で分析可能な塩素系農薬なども、より安定、高感度で分析できます。
・C18、C18:1、C18:2、C18:3、C20 の各ピーク間の溶出分離状態は、ほぼ等間隔で理想的です。
・耐熱温度は、DEGS と比較して 20℃高く、230℃となっています。
・分離特性の変動がありません。
FAL-M(0 ~ 210℃)
FAL-M はポリオキシエチレンソルビタンエステル構造をもった液相ならびに充てん剤です。低級遊離脂肪酸、低級飽和・不飽和アルデヒト、低級脂肪酸アルコール、精油・香料などの分析に最適です。特にプロピオン酸とイソ酪酸の完全分離が可能です。
・C2 ~ C6 程度までの鎖状・分枝状遊離酸を、それぞれ、ほぼ等間隔で溶出分離することができます。
・C2 ~ C5 程度のアルデヒドの分離にも効果があります。
・幅広い領域の低沸点極性物質が遊離体のままで直接分析できます。
FON(30 ~ 250℃)
FON は FFAP の化学構造に似た構造をもった充てん剤です。
・酸性液相のため酸性試料に優れた性能をもっており、脂肪酸分析にも優れた性能を発揮します。
・芳香族炭化水素の分析にも使用できます。
・耐熱温度は 250℃で安定です。
FAP-S(30 ~ 180℃)
FAP-S はクレゾール異性体とアルキルフェノール分離分析専用のニトロエステル構造をもった分配剤です。 クレゾール異性体は、食品衛生法でガスクロマトグラフィーによる分析法が公定化されている物質です。このため、GC 液相としては、Lanoline、Tricresyl Phosphate(TCP)など、必要に応じて H₃PO₄を添加したものが使用されています。しかし、これらの液相ではクレゾール分析に必要なカラム温度である 160℃近辺で液相のブリーディング(溶出現象)が激しく、ベースラインが不安定になり、高感度分析ができません。その問題を解決したのが、この充てん剤です。
・最高使用温度は 180℃です。
・160℃で高感度分析が可能です。
・食衛生法に基づくクレゾールのルーチン分析が可能です。
・その他各分野での微量分析が可能です。
Shinchrom E71(100 ~ 250℃)(高級脂肪酸エステル分析専用)
Shinchrom E71 は高級脂肪酸メチルエステル(C10 ~ C22)分析専用のニトリル系ポリエステル構造をもった分配剤です。脂肪酸エステル分析では DEGS が最も広く使用されていますが、
・C18:2、C20:0、C18:3 の溶出順序が不安定
・耐熱温度が 210℃で不足気味といった難点があります。Shinchrom E71 は以上の点を解決しています。
・溶出順序は、C18:0、C18:1、C18:2、C18:3、C20:0 となり安定しています。
・分離特性の変動はありません。
・最高使用温度は 250℃です。
Shinchrom F51(30 ~ 140℃)
Shinchrom F51 は低級遊離脂肪酸(H₃PO₄ 添加)やスチレンモノマー・BTX など(Bentone34 添加)を分析するのに最適の高級脂肪酸エステル構造をもった SP-1200 相当の充てん剤です。
・SP-1200 に近似した分離をします。
・SP-1200 より熱安定性があります。
最高使用温度は、
・H₃PO₄ 添加および無添加の場合、200℃です。
・Bentone34 添加の場合、140℃です。
TSG-1(50 ~ 210℃)
ホルマリン分析用として開発されたオリジナル充てん剤です。
・担体にグラファイトカーボン Shincarbon-A を使用しているため担体の吸着活性は認められず、定量性はきわめて高くなっています。アルデヒトの検出限界は 300 ~ 500ppm です。
・水中の低級アルコール、ケトン、アルデヒトの分析も可能です。
SBS シリーズ(SBS-100,120,200,300)
微量分析に際して、5 mL 程度の大気が注入されるので、PEG 系統の液相を使用するとヘッドスペース法の分析では酸素の影響を受け、分解現象を起こし分析不能になることは良く知られています。
SBS シリーズでは大気中の酸素の影響を受けることがないように開発された充てん剤で、SBS-100、SBS-120、SBS-200、SBS-300 の4種類があります。
SBS-100[SBS-100 10% Shimalite TPA 60/80(30 ~ 150℃)]
・極性は中極性で、耐酸化性があります。
・大気中の極性化合物(アルコール)の吸着現象がなく、微量の定量分析が可能です。
・担体 Shimalite TPA を使用しているため、大気中に水分が含有していても分析可能です。
SBS-120[SBS-120 12% Shincarbon-A 80/100(30 ~ 150℃)]
・SBS-100 と同一液相を使用しています。
・体にグラファイトカーボンの Shincarbon-A を使用していますので、アルコール、エステル、ケトン、炭化水素、セロソルブ類の分離能に優れ、微量の定量分析が可能です。また、大気中の水分の影響を受けずに分析ができます。
SBS-200[SBS-200 20% Shimalite W 100/120 AW-DMCS(30 ~ 250℃)]
・極性は中極性で、耐酸化性があります。
・耐熱温度が高いため、低沸点化合物から高沸点化合物の広範囲にわたる分析が可能です。
・担体にケイソウ土担体を使用しているため、理論段数が高く、分離特性が優れています。
SBS-300[SBS-300 20% Shimalite W 80/100 AW-DMCS(30 ~ 280℃)]
・シリコン系構造をもった充てん剤です。
・極性は無極性、耐酸化性があります。
・塩素系溶剤の微量分析が可能です。
・耐熱温度が高いため、液相のブリーディングがなく、ECD 分析も可能です。
・担体にケイソウ土担体を使用しているため、理論段数が高く、分離特性が優れています。