Shim-pack NovaCore - 特長

島津製作所製HPLCカラム

酸性から塩基性まで幅広いpHで使用可能

多くの医薬品、天然物、生体内代謝物は塩基性官能基であるアミン基を含んでいます。これらの化合物は酸性条件下では保持時間やピーク形状が不安定になりやすいため、イオンペア試薬を用いたり塩基性条件下での分析が好ましい場合があります。通常のシリカゲル基材は塩基性条件において化学的耐久性が低いことが知られていますが、Shim-pack NovaCore C18-HBシリーズは、有機シリカハイブリッドの基材を採用しており、移動相やサンプル溶媒はpH1-12まで幅広くご使用いただけます。一般的なシリカカラムのpH仕様が2-7.5程度であることから、Shim-pack NovaCore C18-HBは塩基性分析でのメソッド開発に有用です。

酸性から塩基性まで幅広いpHで使用可能

  • カラム: Shim-pack NovaCore C18-HB (150 mm x 4.6 mm I.D., 5 µm)
         C18 column A (150 mm x 4.6 mm I.D., 5 µm)
         C18 column B (150 mm x 4.6 mm I.D., 5 µm)

    移動相組成:50 mmol/L Triethylamine in water(pH11.5)/Methanol=90/10(v/v)

高速、高分離分析を実現

  • コアシェルカラムは、粒子の内側が非多孔質、外側が多孔質という構造を持っています。この構造によって、コアシェルカラムと全多孔性カラムでは、カラム内での分析成分の拡散が異なります。全多孔性カラムでは、分析成分が粒子の内部まで入り込み、そこで拡散・分離が行われます。一方、コアシェルカラムでは、分析成分は粒子の外側にある薄い多孔質層のみに拡散するため、分離が効率的に行われます。この違いにより、コアシェルカラムはより短時間でシャープなピークを得ることが可能です。
    同じサイズの全多孔性カラムとコアシェルカラムを比較した場合、コアシェルカラムでは分析時間が短縮されました。分析時間が短縮されることで使用する移動相の消費量を減らすことができ、コスト削減や環境負荷の軽減にもつながります。

  • コアシェルカラムの充填剤
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  • コアシェルカラムの充填剤2

幅広いスケーラビリティー

Shim-pack NovaCore C18-HBは、スケーラビリティーに優れたLCカラムです。
カラムサイズや粒子径を幅広くラインアップしており、ラボでのメソッド開発から日常的なルーチン分析に至るまで、一貫して高いパフォーマンスを発揮します。 粒子径やカラム内径の選択肢が豊富に用意されているため、再現性を維持しながら迅速かつ効率的にメソッド移行を行うことができます。汎用分析から高速分析へメソッド移行する際には、分離挙動をそのままに高速化が可能であり、移行作業の手間を大幅に削減します。

幅広いスケーラビリティー

  • カラム:Shim-pack NovaCore C18-HB (100 mm x 2.1 mm I.D., 2.6 µm)
        Shim-pack NovaCore C18-HB (150 mm x 4.6 mm I.D., 5 µm)
    移動相組成:25 mmol/L Phosphate (Na) buffer (pH2.5)/Acetonitrile=65/35(v/v)
    移動相流量:4.6 mm I.D. : 1.0 mL/min
          2.1 mm I.D. : 0.8 mL/min
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