島津製作所製HPLCカラム「Shim-pack Gシリーズ」の配管タイプとカラム側ジョイントが一致しません。
フェルール等の位置が動く配管の場合と動かない場合で、以下の対処がお試しいただけます。
【フェルール等の位置が動く配管の場合(PEEK配管とPEEKコネクターの組み合わせなど)】
まず、コネクターの位置を動かし、フェルールの先に配管が長め(5 mm程度)に出ている状態にします(B)。そのままお使いになるカラムのジョイント部に配管を押し込み、配管の先端がジョイント部に接している状態を維持しながらコネクターを締め込みます(C)。こうすることで、お使いになるカラムに合った位置でフェルールが改めて固定され(D)、正常なデータを取得することができます。
【フェルール等の位置が動かない場合(金属製のフェルールや、PTFE配管を使用している場合など)】
同じフェルールを使用することはできないので、配管の先端のみを切断するか、配管ごと交換する必要があります。配管の材質がPEEKやPTFEの場合には以下の図の様に、ハンディカッターなどを使用してコネクター周辺の配管を切断し、お使いになるカラムを新しいコネクターで接続するようお願いいたします。
金属製配管の場合にはきれいに切断することが非常に難しいため、配管ごと交換することをお薦めいたします。その配管の、カラムとは逆側の先端がどの部分に接続されているかを確認し、適切な長さの配管を新たにご用意ください。 その際には、フェルールを使用せずに接続可能で全てのジョイント形状に対応可能なタイプのコネクターと高耐圧の配管とが一体型になっている、Nexlockなども便利です。