ガラスバイアルのセプタムのスリットの有無はサンプルへどのような影響がありますか?

サンプル自体への影響ではありませんが、スリット有りタイプのセプタムでは、ニードル挿入時にスリット部分が開いて空気が入るため、サンプル吸引時の陰圧を防ぎ、サンプル吸引量の再現性に優れます。
特に、バイアル内の液量が多く、多量に注入するようなケースでは、スリット無しのセプタムでは陰圧になりやすくなりますが、スリット有りのセプタムでは、陰圧の問題が起こりにくくなります。
一方のスリット無しセプタムはより密閉性に優れるため、サンプルの保管にも適しています。

〈島津ジーエルシーおすすめの低吸着バイアル〉

【島津ジーエルシーオリジナル製品】TORAST™-H Glass Vial

【島津製作所製】LabTotal Vial for LC, LCMS

消耗品選定に困ったら、ぜひご活用ください!

Back to Index