通常のC18カラムでは分離が困難な構造異性体などの分析に有効なカラムはありますか?

    ポリメリック結合様式を採用したC18カラムが有効です。

    一般的にポリメリックタイプのカラムはモノメリックタイプのカラムに比べて官能基密度が高いために平面/非平面の認識能が高く立体選択性に優れています。このようなカラムを用いることで立体構造は異なるが疎水性が近しく通常のC18では困難な化合物の分離や構造異性体の分離に効力を発揮します。 お薦めのポリメリックタイプのカラムとしては全多孔性充填剤のShim-pack GIS 18-Pとコアシェル充填剤のKinetex PAHになります。

    ポリメリック結合様式のカラムの方が化合物の立体認識能が高い!

    Shim-pack GIS C18-Pを用いた分析例

    分析条件 a5_3 a5_4
    カラムサイズ :5 µm, 150 mm × 4.6 mm I.D
    移動相 :CH3CN/CH3OH = 75/25, v/v
    流量 :1.0 mL/min
    カラム温度 :30 ℃
    検出 :UV 280 nm
    a5_3 a5_4
    a5_5 a5_7 a5_6
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