フェニル系カラムの特徴を最大限に発揮させる使い方を知りたい。

移動相有機溶媒にメタノールなどのアルコール系を使用する事でフェニルカラムの特徴が出やすくなります。

C18カラムやC8カラムなどの固定相がアルキル鎖のカラムは主に疎水性相互作用による分配が働きますので、その際には疎水性相互作用を切る溶媒としてアセトニトリル、メタノールなどが用いられます。 フェニル系のカラムではπ-π相互作用を利用した分配が特徴となります。 この場合、移動相にアセトニトリルを用いるとアセトニトリル中の三重結合、ターゲット(ベンゼン環や二重結合、三重結合)、固定相のベンゼン環が競合しあいターゲットと固定相の間に働くπ-π相互作用が抑制されやすくなります。 フェニル系固定相とターゲットとの相互作用を促進させたい場合は二重結合や三重結合を有さないメタノールなどをお薦めします。 フェニルカラムラインナップはこちら»【Shim-pack】

Back to Index