LC/MS/MS分析に適した逆相系カラムは何を基準に選択すればよいですか?
低ブリードかつ不活性度の高いカラム選択が有効です。
C18充填剤製造プロセスにおいて化学修飾が行われますが、その化学修飾基や未反応の試薬によりカラムブリードが起こることが知られています。 カラムブリードはグラジエント分析時に溶出しMS検出においてイオンサプレッションを引きおこす可能性があります。 また、充填剤の不活性化が十分でないとイオン強度が低いMSフレンドリーな移動相を使用した際にターゲット化合物のピーク形状悪化に繋がります。Shim-pack GIST C18-AQやShim-pack GISS C18などはカラムブリードが非常に少なく、不活性度も高いカラムですのでLC/MS(/MS)分析に有効なカラムと言えます。 以下がブリードチェックデータと不活性度を示すデータの一例です。