カラムの長さや内径、膜厚で何が変わるのですか?

【長さ】

分析時間と分離度、圧力が変わります。分析時間の短縮には短いカラムを、分離の向上には長いカラムを使用します。 長さが2倍になると、分析時間は2倍、分離度は1.4倍になります。

【内径】

理論段数や試料負荷量、流量に影響を与えます。 内径の小さいカラムの方が単位長さあたりの理論段数が高くなるため、分離を重視する分析に適しています。 また、内径が大きくなるほど試料負荷量は大きくなります。

【膜厚】

液相の膜厚は、分析時間と試料負荷量、ブリードに影響を与えます。 高濃度の試料には膜厚の厚いカラムが適しているものの、分析時間が長くなりピーク幅も広がります。

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