Shim-pack FC-ODS - 特長

島津製作所製HPLCカラム

卓越した分離能 と 対称性に優れたピーク形状

Shim-pack FC-ODSは、画期的なODS表面構造と充填方法の最適化により、優れた分離効率を示します。理論段高さは、3μmでありながら市販されている2μmのカラムに相当し、5μmのカラムに比べると「1/2」までにも向上します。通常よりも短いカラムでも高い理論段数が得られ分析時間の短縮が図れます。さらに、高流量で迅速な分離が可能になりました。
一方、通常と同じカラム長では、より高度な分離が得られます。またShim-pack FC-ODSは、新開発のエンドキャッピング方法(ポリメリック)により、独特の表面構造を持っています。残存シラノールが極めて少なく、立体的遮蔽効果も加わるために、テーリングピークになりがちな塩基性化合物も対称的なピークとして現れます。その上、高純度のシリカゲルを使用していますので、配位性化合物であってもシャープなピークが得られます。

幅広いpH 特性 と 万全な品質管理

Shim-pack FC-ODSは、ユニークなエンドキャッピング法により両立が困難とされていた耐酸性と耐塩基性を同時に実現しました。pH1.5からpH9.0まで幅広いpH領域で使用できますので様々なアプリケーションに対応します。再現性や頑健性を配慮した方法で製造され、バッチ間差異のない均質な製品を提供すべく、品質管理技術にも工夫を凝らしています。その品質管理のもと、製品ごとに充填剤や充填状態に関する品質証明書が添付され出荷されています。

Shim-pack FC-ODS の応用

市販の平均的なODSと同等の疎水相互作用を示すように設計されています。そのため多くの場合、別のODSカラムで設定した分析条件をそのまま使用することができます。一方、親水相互作用(水素結合性、配位結合性)については極力抑制されていますので、塩基性化合物などの分離に顕著な効果が現れます。
さらに、立体選択性(化合物の立体構造の差異を認識する能力)を高めていますので、従来のODSでは分離が困難なアプリケーションを可能にすることがあります。

30mm × 4.6mmID 試料が複雑なマトリクスを持たない場合のハイスループット分析に適しています。
75mm × 4.6mmID 従来150mm カラム相当の理論段数を示し,分析条件そのままで時間が1/2 で同等の分離が得れます。
150mm × 4.6mmID 従来150mm カラムでは分離が困難なアプリケーションで威力を発揮します。
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