アプリケーションニュース X線分析
<紹介>
セルロースは,植物細胞壁の主成分である多糖類です。セルロースをナノメートルサイズまで解繊したナノセルロースの中で,幅4〜100 nm,長さ数µm 程度,高アスペクト比(100 以上)のものがセルロースナノファイバー(Cellulose Nanofiber:CNF)と呼ばれ,最先端のバイオマス新素材として注目されています。
CNFは,軽量で高強度であることに加え,高いガスバリア性や吸着性,透明性などの優れた機能を持ちます。また,植物繊維由来であることから生産や廃棄に関する環境負荷が小さい素材です。今後は,自動車部材,電子材料,包装材料等への応用が期待されています。
ここでは,X線回折によるセルロースナノファイバーの結晶化度測定例を紹介します。
|

X269.pdf (453kB)
|
※本資料は初版または改訂版発行時の情報に基づいて作成されています。 初版発行:2018年11月
|
<補足キーワード>
セルロース, セルロースナノファイバー, CNF,
結晶化度, 結晶質, 非晶質, 特性評価,
XRD-7000,
|
|
 |
|